rumipianoのへっぽこるみ日記。

即興ピアニストrumipiano(岡本留美)のブログです。日々のつれづれ、脳内日記(創作日記)、演奏会情報などを載せています。YouTube公開中(『youtube rumipiano』で検索)。ホームページは「rumipiano ホームページ」で検索するとご覧いただけます。お問い合わせはrumipianosokkyo@gmail.comまで。

みんなこぞって。

天気予報士がこぞって今週末の7月28日の土曜日に台風が来るよ、直撃かもよ…と言っている。ひとりくらい「週末も良く晴れて…」と言ってくれてもいいのに。

フジロックフェスも隅田川花火大会もRumi&Yukkoのやりたい放題第6弾もこの日に開催されるんだから。

他にもいろんなイベントが各地で目白押しなんだから。

週末は晴れましょう。

それがダメなら曇り程度にしておきましょう。

ぽっちゃり我慢。

MXTVのニュースを見ていたら、オリンピック関連の話題になった。

オリンピックでマラソンが始まる時間帯に実際にプロだかなんだかの女性ランナーが走ってみる、というものだった。このところの猛暑で都心は38度ぐらいあった。

走ったあとにランナーが、この暑さに慣れていない外国人選手には大変かもしれないがしかし日本選手には有利だ、みたいなことを言っていた。

外国人選手がバッタバッタと倒れても日本が勝てばいいのか、とツッコミを入れたくなった。

そんな感覚は今の日本では流行らないんだろな。

ボランティアだってバッタバッタと倒れるんじゃないか心配だ。

ボランティアに必要なものは?とインタビューワーに問われ「笑顔とやる気」とボランティア代表のような方が同じニュースの中で言っていた。

やせ我慢の季節がやってきそうだ。

倒れません!勝つまでは!!

どちらかというとぽっちゃりしているわたしなのでやせ我慢はできない。もしもの時は適当なぽっちゃり我慢で凌ごう。

ところで…ぽっちゃり我慢ってなんだ??

オリンピックまでに考えておこう。

オリンピックまでに痩せればやせ我慢ができるよ!…なんて言わないでね。

ぎろっぽん。

観ておきたいものがあって猛暑のなかをぎろっぽんまで行く。

どうやら街の中心部らしいミッドタウン内の檜町公園の中にその建物はあった。

 

観ておきたいものを見終わってから檜町公園をぐるり。それにしても暑い。

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この辺りの住人に遭遇。

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↑これもぎろっぽん。

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↑これもぎろっぽん。

 

六本木、「木」を「本」にかえたらろっぽんぽん。

すっぽんぽんみたいでかわいいな。

そんな妖怪がいそうだな、江戸時代から六本木に住んでるんだよ。おしゃれにスカしているニンゲンを見かけると片っ端からダサダサにかえちゃう。

ろっぽんぽん。

さあ君もおしゃれをしてぎろっぽんに行ってごらん。ろっぽんぽんに会えるよ。

あと一週間。

やりたい放題第六弾まであと一週間を切った。

そろそろ本格的に演奏会モードにギアチェンジ…しなくちゃなぁ…

 

それにしても暑い暑い。

湯あたりならぬ冷房あたり気味なのか頭の焦点がどうも合わない。気をぬくと頭の後ろから魂が抜けてしまいそうになる。

 

思春期の初め頃からだったか、なにか手に負えなそうなものに相対すると頭の後ろから魂が抜けそうになる。

あれは防御装置なのだろうか。

温まりすぎると防御装置が作動して動かなくなるトースターや小型シュレッだーみたいなものなのだろうか。

防御装置が作動したままだとどんな即興が出てくるのがそれはそれで面白いかもしれない。

 

まあとにかく頑張ろう、ボチボチと。

 

当日も暑いかもしれませんがよかったらどうぞ聴きにいらしてください。

7月28日土曜日、幡ヶ谷のKMアートホールでお会いいたしましょう。入場無料です。17:00開演です!

脳内日記 その五。

雑貨屋に入った。

北欧雑貨やウズベキスタン雑貨、火星雑貨、天王星雑貨など品揃えが豊富だった。

その中になかなか使い勝手の良さそうなエコバッグがあった。手触りもいいし軽くて持ちやすそうだった。しかも鬼太郎の父さんみたいな目玉が真ん中にどーんとデザインされていた。目玉の右下に例の腕でハグしているみたいな図柄でecoという文字が入っているエコマークが付いているようだった。

「これお願いします」

「ありがとうございます。なかなか人気があるんですよ、これ」

来た来た、鉄板セールストーク

「せっかくだからもう使っちゃいます。」

「じゃ、商品のタグをお外ししますね」

「はい、お願いします」

持って来ていた布バッグを畳んで中身をそのエコバッグに入れてウキウキ歩いていた。

すると向かいからきた初老の男がいきなり

「お前、自分のことばっかり考えてんじゃねぇぞこの野郎!」

と私に怒鳴ってきた。

「え、な、い、いきなり何ですか」

「だから言ってんだろ、自分のことばっかり考えてんじゃねえって。何度も言わせるなこのすっとこどっこい」

そう吐き捨てると男は何事もなかったようにすたすたと歩き去った。

何だったんだ、一体。

見ず知らずの男になんでそんな物言いをされなくちゃならないんだ。

気を取り直して歩き始めた。

すると今度は向かいから今度は犬を連れた女性がやってきた。

すれ違いざまに

「うぅぅぅぅわわわわわわわん!ガルルルルゥーわんわんわんわんわおーん!」

と犬が歯をむき出して私に吠えかかってきた。

「あら、ロドリゲス随分怒ってるわね。ごめんなさいね」

「いえ、いいんです」

「でもこんなこと言っちゃなんだけど…あなたが自分のことしか考えていないからいけないのよ」

「じ、自分のことしかって…わたし何かしました?」

「ほーら、そうやって開き直るところがまさにそう。あら大変、もう行かなくちゃ。では失礼」

なんだなんだなんなんだ。

あの男といい犬といい犬の飼い主といいいきなり訳の分からない説教を出会い頭にしてくるとは。

とっても疲れていたのでとっとと家に帰った。

 

腑に落ちない心持ちで半分上の空で作った夕飯を食べていると携帯が鳴った。

友だちのポポ子からだった。

「今近くまで来てるの。ちょっと寄っていい?」

「いいよ。お茶ぐらいしかないけど」

「じゃなんかお菓子でも持ってくよ」

 

鳩サブレーを持ってポポ子がやってきた。

「んもう今日すごく変なことがあったの」

とわたしは我慢できずに切り出した。

「なになに?」とポポ子が口一杯に鳩サブレーを頬張りながら言った。

「知らないおじさんやおばさんに通りすがりに『自分のことしか考えるんじゃない』っていきなり説教されたのよ。ひどくない?おまけに犬まで因縁をつけてきて…」

「へーなんでだろね」

「こっちが聞きたいわよ」

「おっ、このバッグいいねぇ、目玉が付いてて」

「いいでしょ。駅前に新しく出来た雑貨屋で買ったの」

「あの店面白いもんありそうよね。ん?あれっ?このバッグ…」

「そう、エコバッグ。どうかした?」

「いや、よく見てみ。これ違うよ、エコバッグじゃないよ」

「だってエコマークまでついてるじゃん」

「だーかーらー…違うよこれ。エコマークじゃない。エゴマークだよ」

エゴマーク??」

「すげー!初めて見た!エゴマーク!!ほらここ、ecoがegoになってる、ハハハ」

「あ、ほんとだ。でもなにそれ?」

「知らないの?」

「ポポ子知ってるの?」

「聞いたことあるんだ。でも都市伝説みたいなもんかと思ってた。ほんとにあるんだぁ!」

「なに、それ、エゴマークって?」

エコマークの中に稀に混ざっているんだって。千分の一くらいの確率でね。すごいなぁ!だから怒られたんだよ、『自分のことばっかり考えてんじゃない』って。エゴバッグを持ってるだけで罵倒されるらしいから」

「なるほど。だから怒られたのかぁ…でもあの人たち、それに犬までなんでわたしがエゴバッグを持ってるってわかったのかしら?」

「エゴバッグ専門の目利きがいるらしいよ。ボランティアでさりげなく町中をパトロールしてるんだって。目利きになるには3ヶ月くらい市役所で研修を受けるとか言ってたよ。警察ではパトロール犬も養成してるんだって。」

「そうなんだ。でもエゴバッグなんてこんなものいらないよ。持ってるだけで怒られるなんて。返してこようかな?でもこれバーゲン品だったから返品きかないんだよな。じゃあポポ子にあげる」

「いらないいらない。押し付けるな。」

「じゃあどうすればいいのかな?」

「神社で引き取ってくれるとか聞いたけど」

「へぇ!そうなんだ!!」

明日朝イチで神社に行ってこよう。

脳内日記 その四。

化粧水が切れた。

ドラッグストアに買いに行くがいつもの棚を探しても見つからなかった。

店員さんに聞いたら

「あ、あれですかぁ…製造中止になっちゃったんですよ〜すいません」

仕方がないから他のものを探した。

とりあえず新発売の「赤ちゃん肌になれる」という化粧水にした。

…というのがひと月前のことだった。

確かにお肌がいい感じにプルプルしてきた。

 

今日は墓参り友だちとひと月ぶりに会うので表参道まで一輪車で行った。待ち合わせ場所に行くと友だちは三輪車に乗って待っていた。

最近流行りの廃墟カフェに入った。

スタッフもどこもかしこも程よく朽ちておしゃれな廃墟感が出ていた。

「元気にしてた?」

「まあボチボチね。あなたは?」

「ま、相変わらずね」

「いやいや。なんかいいことあったんじゃないのぉ〜??」

「いいことぉ?ん〜?昨日京王線に乗ったら京王ライナーの車両だったなそーいや」

「もーう。そういうんじゃなくてさぁ…男前な茶飲み友達できちゃったとかさ」

「ないないなーい。なんでよ?」

「いや、お肌が随分とプルプルになってきたなぁと思ってさ」

「あらそう?実は化粧水変えたのよ。前使ってたのが製造中止になっちゃってさ。そう、今度の化粧水は赤ちゃん肌になるんだって。」

「それでなのかなぁ…ほーんと、赤ちゃんの肌みたいよね、ちょっと触らせて」

「いいよ、ほら」

「わあ、ホワホワじゃんホワホワ!でもさぁ…なんか随分顔もパーツもちっちゃくなったよね。」

「やっぱりそう思う?実はわたしもそう思っててさ」

「体はちっちゃくなってないのにねぇ」

「なんか変だよね、顔だけ小さくなるなんて。」

「その化粧水なんて言うの?」

「バブアバ化粧水」

「バブアバ…なんかどっかで聞いたことあるなぁ…バブアババブアバ…あ!!」

「なに??」

「ヤバいやつじゃなかったそれ?!使い続けると顔だけ赤ちゃんになっちゃうとか言われてるやつ!知らないのぉ??」

「え、なにそれ…」

「お肌がプルプルになるからみんな喜んで使っているうちにお顔とパーツがちっちゃくなっていって赤ちゃん顔になっちゃった人が続出してるらしいよ」

「え、うわぁ、ど、どうしよう?」

「バブアバ化粧水の社長は『肌だけ赤ちゃんになりたいなんて虫が良すぎるんじゃボケ』の一点張りなんだって。まあ確かにそうだよね」

「まあそうだけど…いやー困ったなぁ」

「でも案外悪くないよ、その顔」

「そう?」

「うんうん、全然イケる!」

「そっか、じゃあ気にしなくてもいいね!」

「大丈夫大丈夫」

廃墟カフェを出てしばらくあたりをふらふらした。

すれ違う人の顔の中にも結構赤ちゃん顔の人がいるのにびっくりした。みんな「バブアバ化粧水」ユーザーなのだろうか。

友だちと別れてから一輪車を畳んで電車で家まで帰ってきた。車内にも何人か赤ちゃん顔した大人がすました顔で座っていた。

好きな場所。

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新宿中央公園

終の住処はあの辺りのマンションがいいな。

小さい頃から来ていたせいかそれともそれ以前からの縁があるのか知らないけれど、西新宿のあたりって歩いていてなんだか落ち着く。

今は全然離れたところに住んでいるけどね。

そういえばもうすぐ無くなるスバルビル。『新宿の目』が有名ね。

とりあえずエレベーターのドアを撮ってみた^ ^

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