へっぽこるみ日記。

毎日毎日日が暮れる。半期に一度の即興ピアニストのつれづれ。

うる覚え。

武蔵小金井駅前のホールに落語を聴きに行く。

 

柳亭市馬の美声を久々に、そしてついに柳家喬太郎をナマで聴けるぞと浮かれて出かけた。

会場まで武蔵野線と中央線で行く。

いいお天気だ。

 

13時の開演。

ロビーで「おや?」と思う。

出演者は瀧川鯉昇桂雀々、そして柳亭市馬だ。

喬太郎がいない。キョンキョンは?

「急病で鯉昇に変わったのかな?」と一瞬頭をよぎるがそんな急告はどこにも出ていない。

「ん?」

!!…そうだ、鯉昇と市馬が出るから行きたいと思ってチケットを取ったんだった!鯉昇をいつかナマで聴きたいと思ったところこの公演を見つけたのであったことをようやく思い出した。

うろ覚えもいいところだ。

うろ覚え…この言葉も相当最近まで「うる覚え」だと思っていた。うるんでどうする。

 

ホールの響きがよく出囃子が面白いくらい鳴りがいい。

 

瀧川鯉昇在原業平の歌の解釈を巡って南千住やモンゴルが出てくる話、桂雀々が「手水をまわす」という言い回しの解釈を巡って頭の長い男が頭を回したりや手水を飲んでしまう話、柳亭市馬が妹が殿様に嫁いだ長屋の兄ちゃんが殿様のところへ行ってざっくばらんにしゃべる話をしていた。

 

鯉昇の抜け感とシュールな世界にくすぐられ、雀々のスピード感に笑うのが追いつかず、市馬の声と品のある喋りにうっとりした。

 

帰りは京王バスに乗る。

休日のバスはちょっと落ち着かないから、運転手の真後ろの座席が高いところに座る。ここなら多分誰からも席を譲れと言われないだろう、という邪な気持ちもあった。

 

家に帰りふと目にした新聞のテレビ欄をみていると「柳家喬太郎」の文字を発見。キョンキョンはなんとEテレで14時からやっている番組『日本の話芸』に出ていたのだった。

そっか、キョンキョンはあの時間テレビに出てたんだね。(って録画だし笑)