へっぽこるみ日記。

毎日毎日日が暮れる。半期に一度の即興ピアニストのつれづれ。

平日の昼下がり。

平日の昼下がり、近所のホームセンターまで歩いて行く。

台風一過の快晴。

青い空。

台風の残り香のような強い風が吹く。

木枯らし一号も紛れているらしい。

ああ、なんだか自由だなと束の間思う。

休日の街では味わえない趣き。

 

昔から青空の平日の昼間が好きだった。

小学校の低学年のある日。

調子が悪くて欠席して、午前中にかかりつけのお医者さんへ行った。母親は自閉症の弟につきっきりだったから、通院はだいたいひとり。

医者からの帰り、今日のような秋の青空をヘリコプターがパタパタパタパタといいながら頭上を通り過ぎるのをひたすら眺めていた。

ああなんて自由なんだ、と思った。

こんな時間がたくさんあるといいな、と。

 

その時からかなりの時間が経った今も変わらずそんな時間の虜でいる。

 

スマホみたいな名前のホームセンターに入る。

ぼちぼちの人出がある。

車椅子の母親と息子。

定年過ぎの夫婦。

ウォークマンを聴きながら歯磨き粉を物色する女。

などなど。

中でもネコの砂を品定めする妙齢の男にはグッときた。

これがイヌ用品じゃダメなのだ。

代休を利用してファミリータイプのワンボックス(色はもちろん白!)でご来店してるのかな、って感じがするからである。根拠はない。あるのは偏見だけだ。

小動物用品でもまあいいのだがまた別の風合いになる。インコ用品だった日には同士として胸襟を開いてしまうかもしれない。

そう、ネコ用品、というところがポイントなのだ。

 

休日のホームセンターは窒息しそうなほどのファミリー感に包まれている。まあホームのセンターなのだから致し方ない。

土日祝日のホームセンター来訪を避けていた時代もあったが、今ではそれほど気にならなくなったのはなぜだらう。

 

インコ用の塩土セキセイインコのピコちゃん御用達)とオクトシャンプーとオクトリンス(へっぽこ御用達)を買って、青空の下を風に吹かれすぎながら家路に向かう。