へっぽこるみ日記。

毎日毎日日が暮れる。半期に一度の即興ピアニストのつれづれ。

おっしゃる意味が…

学生時代のこと。

異性との付き合ったことがあった。

彼はバイトで忙しかったので、なかなかデートもできなかった。

ある時、電話で話していた。

彼「バイトが忙しくてなかなか会えなくてごめんね」

私「いいよいいよ。稼がなくちゃいけないんだから仕方ないでしょ」

彼「君はいつもそうだ。『でも会いたいからバイト休んで』とか言えないのか」

私「だけど必要だからやってるんでしょ」

彼「君は実家暮らしだからわからないかもしれないけど、下宿暮らしはさみしいんだよ」

私「でも必要だからバイトしてるんでしょ」

 

…よくわからなかった。今でもわからない。

 

フリーター時代のこと。

異性との付き合ったことがあった。

一緒に飲みに行って、彼が殊の外酔っ払った。

もう終電は過ぎていた。とりあえず近くのバス停のベンチまで行って座らせた。彼の酔い覚ましになるかと思いポカリスエットを買いに行った。戻ってくると彼があられもない姿で崩れ落ちていた。しばらく様子を見ていた。すると彼が起き上がろうとしながらこう切り出した。

彼「悪いね」

私「いや、いいよ」

彼「でもなんでこんな情けない俺のそばにいるんだ君は」

私「こんなになったら置いていけないじゃん」

彼「なんでこんな俺のそばにいるんだ…なんでこんな…なんで…」

私「じゃ、帰るわ」

それからタクシーを拾い家まで帰った。

翌日、倒れたままでなんとかなっていないか見に行った。彼の姿はなかった。

後日…

彼「なんで俺を置いてったんだ?目が覚めてみたらいないんだもん」

私「だって『こんな情けない俺となんで一緒にいるのか』みたいなこと何回も言ってたから、情けない姿を(私に)見られたくないのかと思って帰ったんだよ」

彼「そうじゃないだろ」

 

…よくわからなかった。今でもわからない。

 

もうちょっと大人になってからのこと。

異性と付き合ったことがあった。

使っていたガラケーの調子が不安定になっていた。スマホユーザーもぼちぼち増えていた。ガラケーにこだわり続けようかスマホに移行しようかやや悩んだ。そこで彼にも相談してみた。一緒にいろいろ見てみて、ガラケーでいいんじゃん、ということになった。

しかし新しいガラケーがどうも前の機種よりもショボかったのである。

私「今度のガラケー絵文字とかショボいんだよね。スマホにしたほうが良かったかな」

彼「そっかぁ。君にガラケーを進めちゃったから悪かったね」

私「いやいや。いいんだよ。」

彼「いや、自分がアドバイスしたから悪いなと思って」

私「いや、結局自分が判断したわけだからあなたは悪くないよ」

彼「いや、でもなんか責任感じるよ」

私「いやいや、だって最終的には自分で決めたんだからあなたのせいにはならないよ」

彼「いやーなんか悪かったよ」

私「だって『あなたがガラケーにしたらって言ったからガラケーにしたのに』って言うのはおかしいでしょ、自分で決めたんだから」

彼「でもさぁ…」

 

…よくわからなかった。今でもわからない。

 

聞き分けが良すぎるのだろうか?

それとも何かが決定的にちがうのだろうか?

世間の女子はどんな巧妙な駆け引きをしているのだろうか?

考えると気が遠くなる。

ちなみに同性とはこんなやり取りになったことがないように思う。

この三つの例に登場する彼がいずれも「長男」であることと関連があるのだろうか。

そう言う私は「長女」である。