へっぽこるみ日記。

毎日毎日日が暮れる。半期に一度の即興ピアニストのつれづれ。

あと二十日。

今年も残すところあと二十日…ではなく、『Rumi&Yukkoのやりたい放題』の本番まであと二十日なのである。

バレーピアニストのYukkoさんとの二人演奏会。毎年二回の開催で、今度で五回目を迎える。

 

年二回だけピアニストになる。

とはいっても、なんだかんだで日頃から隙さえあればピアノや音楽のことを考えている。

最近ピアノ弾いてないんだ、とYukkoさんに言ったら「るみちゃんは弾いてない時も弾いてるから」と返された。

 

即興ピアニスト、と自称しているが、「あなたの音楽は即興というより創作という感じがする」と言われたことがある。即興作曲ということなのかな、と勝手に思っている。

「楽譜にしないのがもったいない」と言われたこともある。いざ楽譜にしようとすると頭の中に音がなる速度と楽譜を書く速度に時差がありすぎて間に合わないのであるのである。

十年ほど前に『sanctuary』というタイトルをつけてCDに録音したこともあった。尺八奏者の入江要介さんとの即興デュオも収録した。

即興を真空パックしたような感じだが、風合いとしては冷凍保存というところかな。

 

こんなイメージを即興で弾いてみよう、とか、こんな技法を使ってみよう、などなど日頃のひらめきやモノゴトとの出合いのなかで溜まったアイディアの中から本番で使えそうなものをピックアップしてメモに書く。それを当日はピアノの傍に置いておく。

メモは言葉の箇条書きである。音符はない。

あまりメモに囚われると本番でのひらめきが鈍るのでバランスよく使う。

結局は音が音を呼ぶのである。

その時出した音が次の音を教えてくれる。

自分でも知らないところへその導きに従ってついて行く。

その過程が快感である。自己だか自我だかという重力のようなものからしばし解放されどこかが開かれる。

毎回演奏会の直前にウツウツとする。けれどもこの快感が呼び水となってついまたやってしまうのだ。

 

さて、今度はどんな演奏になるかな。

 

Rumi&Yukkoのやりたい放題 第五回

日時:12月23日(土・祝)14:00開演

場所:KMアートホール(京王新線 幡ヶ谷駅下車)

入場無料

 

暮れのお忙しい時期とは存じますが、よろしければどうぞご来場くださいませ。こころよりお待ち申し上げております。