一月三日。
父と祖父の命日。
祖母も一月に命日がある。
そのせいか、年末年始はモヤモヤとする。
お正月気分の街を命が消えゆく人の元へと通った日々を毎年思い出す。
戦争で実父を亡くしずっとその面影を追っていた父、兵役に取られないように懸命に画策した祖父、恋人を兵役に取られ添い遂げられなかった祖母…
もうやめときましょうよ、戦争は。
そう、叔母の命日も十二月。
いろいろ大変だったけれど本当にお疲れさまでした、みなさん。
「あの世に行ったひとはみんな帰って来ないですね。余程あちらの居心地がいいのでしょうか」とおっしゃっていた方がいたな。
あの世の人もこの世の人もどうぞお元気でお過ごしください。