rumipianoのへっぽこるみ日記。

即興ピアニストrumipiano(岡本留美)のブログです。日々のつれづれ、脳内日記(創作日記)、演奏会情報などを載せています。YouTube公開中(『youtube rumipiano』で検索)。ホームページは「rumipiano ホームページ」で検索するとご覧いただけます。お問い合わせはrumipianosokkyo@gmail.comまで。

キース、唸る。

仕事帰りの夕飯。

そういえばスープストック東京のスタンプカードが貯まってたな。

さて、何にするか。

無花果キーマカレー、か。

いいじゃないか。

それにキノコのチーズスープをつけてここはひとつカレースープセットとしけこむか。

これでサラダがあったら完璧なのにサラダを置かない。

何か深いわけでもあるのだろうか。

席について早速食べ始める。

不味いわけではないのにいまひとつ物足りない。

これがスープストック東京の持ち味。

「こんばんは!(中略)これ北海道のなんからしいよ。どうぞ」とスタッフに差し入れをする客がいた。

ほほう、チェーン店を行きつけの店にするの巻、だ。あのおばちゃん、そういえばこの間もその前にもいたいた。

 

スープストックはBGMがいいから入りたくなるんだよな。

あ、この曲誰だっけなぁ。

うちにCDがあるはず。

いいメロディだと思ったんだよな。

ああ、思い出せない。

焦れったい。

綺麗な音出すのに弾きながらダミ声の唸りをトッピングするんだよな。

んー、誰だっけかな。

ああ、そうだそうだらキース・ジャレットだ。

 

帰宅後キースのCDをチェック。

『JASMINE』に入ってる「WHERE CAN I GO WITHOUT YOU」だ。

そうそう、これ。

よく見るとCDの帯にこんなことが書いてあった。

「あなたの妻や夫、あるいは恋人と夜遅くに、座って一緒に聴いてほしい。これらは、偉大なラヴ・ソングだ」〜キース・ジャレット

初めて知った。

なんだそうだったのか。

「このメロディいいな」「ここの和音いいな」「ここ、使えそうだな」などとひとりでねっとり聴くもんじゃなかったんだ。

ふーん。

でも仮に誰かと夜遅くに座って一緒に聴いたとしても、「ここがツボなんだよ」「このフレーズ、そう、このフレーズよ」「このベースライン、いいよね」「ああ、ここ、ベタだけどいいんだよね」などとやはりねっとり聴いてしまうのだろう。