5月ごろから気分が晴れないのは毎年のこと。
まあ年間を通して、表面は取り繕っているが軽くはない気分が通奏低音のように心身の基底を流れているのだろうとは思う。
ひんやり空気の梅雨空の午後。
気分と天気のテンションがあってきたのだろう、気分が晴れないながらも落ち着く。
外からはいつもとは違う鳥の声がする。
ベランダに出て確認する。
少し離れたところに見える電線に緑のインコがとまっていた。ワカケホンセイインコだ。
インコだインコだインコだ。
生まれ変わったらワカケホンセイインコになってみたい。
いや、別のインコでもいい。
オウムもいいけどインコがいい。
野生インコと飼いインコ(インコバカな飼い主がいいな)の両方を経験してみたい。
来世と来来世にインコになれるように今世はインコを飼ってインコからいろいろ教えてもらっている。