へっぽこるみ日記。

毎日毎日日が暮れる。半期に一度の即興ピアニストのつれづれ。

8月15日。

父が二歳の時、父にはお父さんがいなくなった。

ビルマで戦に倒れた。

 

父は定年後間もなくあの世へと旅立った。

最期まで自分の父親の面影を黙々と追い続けた。

どんなに父親を見たかったろう。

どんなに父親を感じたかったろう。

どんなに父親と話したかったろう。

どんなに父親を求めていたろう。

写真でしか知らない父親を。

軍服を着た写真の姿しか知らない父親を。

 

わたしも祖父に会いたかった。

普通の服を着ている祖父を見たかった。

カラーの祖父を見たかった。

立体の祖父を見たかった。

背の高さはどれくらいだったんだろう。

動いている祖父を見たかった。

どんな声をしているのか聞いて見たかった。

 

何が国を戦争に巻き込んでいったのか。

誰が国を戦争に巻き込んでいったのか。

何故国を戦争に巻き込んでいったのか。

どのように国を戦争に巻き込んでいったのか。

 

会うことのなかった祖父を思うたびに考える。

 

戦争なんてふざけた事に国民を巻き込みやがって。

 

今年も終戦記念日が来た。

年号が変わろうが何があろうが終戦記念日は終わらない。

 

遠足は家に帰るまで遠足です。

家に帰ったら終わりです。

戦争はどこまでも戦争です。

停戦しようが終戦しようが終わることはありません。