細野晴臣の1978年のアルバム『PARAISO』を銀座の山野楽器で視聴してお買い上げとなった。
買ったその日に五回は聴き返した。
どうも中毒性がある。
このアルバムの最後に「タッタッタッタッ」と駆ける足音が入っている。しかもその後に「この次はモアベターよ」と次回予告までしている。
この足音を聴いて思い出したアルバムがある。
そう、キリンジの1999年のアルバム『47'45』だ。あれも最後の方に「タッタッタッタッ」と駆ける足音が入っていた。ジャケ写真からするとキリンジ兄(堀込高樹)の足音かなと推測している。
はは〜ん。なるほど。ここからこっそり持ってきていたのだな、キリンジは…。
山本達彦のアルバム『Music』の中の「Night Memories」のイントロなんかもマイケル・フランクスの『Passion Fruit』の「Alone At Night」のイントロと激似だし。
グッときたものは確かに真似したくなる。というより、イマジネーションが生まれるトリガーとなるのだ。だから結果として似てしまう。
昨今は著作権などパクリに対して厳密になってきている。そんな中でイマジネーションが却って萎縮されるのではないかと思うところもある。