ふんわりワンピースにリュックといういつもの出で立ちで出かけた。
用事を済ませ、最寄りのバス停から新宿駅西口行きの京王バスに乗った。
ロングシートの優先席に座っていた子供連れの夫婦の夫のほうがすっくと席を立って「どうぞ」と譲ってくれた。
なぜ譲ってくれたかわからないまま「いや、大丈夫ですよ」とやんわり断った。
せっかく譲ってくれたから座っておけばよかったのだろうか。
しかし譲られる理由が思い当たらないまま夫の妻子の横に座るのもどうも気まずい。
だが譲ってくれた夫の気持ちにも応えたい…
けれどもやはりウカウカ座るのもなんだなと、立ったままの夫に「大丈夫ですからどうぞ」と精一杯の誠意を込めて言うと座ってくれた。
よかった。
なぜ譲ってくれたのか…
生まれてからあと数年で半世紀だ。
だからだろうか?
ヨボヨボに見えたのか…
まあ縄文時代なら立派な高齢者だ。
でもなぁ…
もしかしたらふんわりワンピースに加えて胸の位置も下降傾向にある昨今(先日もふんやりワンピースで昼日中に近所を歩いていたら向かいから来た酔っ払いのオヤジに「姉ちゃん、ノーブラか?」と声をかけられた実績あり)故に、妊婦と間違えられたのかもしれない。
親切な人が多いのだろうか、中野近辺は。