コロナが蔓延してからstay-at-homeに拍車がかかった。
まあもとから特に週末はあまり出歩かないので普段とほぼ変わらず、といった感じである。
人とも普段からそんなに会わないので、濃厚接触を避けるのもそれほど苦ではない。
ソプラノリコーダーでイタリア歌曲を吹いてみたり、ピアニカでいろいろ吹いたりしているとあっという間に時が経っている。
ソプラノリコーダーは先週買った。
『ピタゴラスイッチ』のBGMなどを手がける栗コーダーカルテットのベスト盤を聴いているうちに久々に吹きたくなったのだった。
ピアノを弾いているときはメロディや和声や表現など同時にいろいろ気にするが、リコーダーは純粋にメロディを吹いていけばいいのでとても新鮮だ。
いろんな音楽を聴きながら数独を解くのも楽しい。
頻繁にインコちゃんたちに挨拶に行くのも楽しい。
時間をあまり気にせず料理を作るのも悪くない。
一方、日本や世界のウイルス感染の現状にテレビやツイッターで触れているとやはり変な緊張感が張り付いて体が硬くなる。
部屋でストッパーのかかった状態の自転車をちょっと漕いだり三キロの鉄アレイをちょっと持ち上げたりラジオ体操をしたりしている。
ストレッチにならないような体のほぐしもしないとね。
週末の巣鴨商店街で縁日をやっていた。
なかなかの人出だった。
たまげた。
自宅近所の狭い公園も大人や子どもで賑わっていた。
ひっそり閑として野鳥の声が街を響き渡るくらいになるかと思いきや。
若くても若くなくても外に出たい人は外に出るし、外に出なくても構わない人は外に出ない。
障がいがあっても無くてもオリンピックやパラリンピックを目指す人と目指さない人がいる。
自然を守る人がいて破壊する人がいる。
感染症の世界的流行という事態の中で優先順位を経済に置く人と人命に置く人とがいる。
ヒトというのはそういうものなんだなぁとしみじみ思う。