家にあったアメリカンポップスのCD5枚組。
その中に入っていた『リリ・マルレーン』。
マレーネ・ディートリッヒが万感を込めてしっとりと歌っている。
シャンソンのようだ。
とても心を打たれた。
時が経つにつれ、そんなことも忘れていった。
去年のフロアコンサートに、小中学生の頃に通っていた公文の先生が来てくださった。
そしてある時、自宅のマンションのポストに公文のドイツ語の教材が入っていた。
先生が入れてくださったようだった。
ドイツの愛唱歌が数十曲教材になっているもので、楽譜もついていた。
実は、フロアコンサートの時にドイツ民謡『カエルの合唱』をアレンジして弾いたのだが、それを覚えていてくださったらしい。
その教材の中には『カエルの合唱』『こぎつねこんこん』『ぶんぶんぶん』『もみの木』などいろんな曲があった。
『リリ・マルレーン』も入っていた。
ああ、そういう曲だったのかこれは…!!
「兵舎の前の 大きな門の前に 街灯がありました
そしてそれは今まだそこに立っています
わたしたちはそこでまた会いましょう
街頭のそばで会いましょう
あの時のように、リリ・マルレーン…」
教材の訳なので敢えて直訳になっていたが、雰囲気は十分伝わってくる。
ああ、そういう歌だったのかこれは…
今日は『リリ・マルレーン』をアレンジして弾いてみた。