"I'll Remember April"、『四月の思い出』。
メロディをアレンジして大学の頃から時折弾いていた。
柄にもなく公立中学の教員をしていた頃、学校の校庭で地域フェスみたいなのが開催されたことがある。仮設ステージに電子ピアノがあって、そこで弾いたのを覚えている。
なぜ覚えているかというと…
柄にもない仕事が本当に辛かったから。
この仕事しかない…この仕事を続けるためにはピアノへの想いは断ち切らないと…と毎日のように言い聞かせていたからだ。
つい先日、たまたま出てきた昔の日記にはそんな苦悩が切々と綴られていた。
そこまでの苦悩だったことはすっかり忘れていた。
「こんなに思い詰めてかわいそうに…」と今のわたしは涙無しでは読めなかった。
そう、その仮説のステージで『四月の思い出』を弾いた時の全身がほとばしりるような感覚には自分自身でもびっくりした。
久々に弾いてみるとまた違った弾き方になっているのを発見した。
勢いに任せて弾いたのでちょいちょいやらかしている。
きちんと弾いて撮り直そうかとも思ったが、ちょっとこの勢いも我ながら愛おしかったのでこのままYouTubeに載せてみることにした。