このところピアノを弾くのをおやすみしている。
耳の調子がどうにも悪い。
ピアノの高音が耳に響いてしまう。
そして耳鳴り。
元々左耳に低音難聴があるのだが、それとはどうも違うようだ。
耳鼻科に行って聴力検査をすると、左耳の8000Hzがガタ落ちしていた。
検査では一番高い音域だ。
左耳の老化は普通より早く来るだろう、とは医者から言われていたがついに来たか、と思った。
年齢とともに高音域から聴力が落ちていく。
それは生まれた時からもう始まる。
モスキート音、と言われる音は若いうちしか聞こえないとか言われるのはその為だ。
右耳も以前よりも何かが被ったような感じがするからどこかしらの音域が聴こえなくなっているのかもしれない。
脳圧が上がったような何だか変な感じが数日前からあったので、メニエールのようなものなのかもしれない。
下を向くと耳鳴りが増幅する。
『アデホスとイソバイド』…というとオペラか何かのタイトルのようだが、処方された薬の名前だ。
耳鳴りやメニエールの定番処方らしい。
以前にも何度かお世話になったことのある薬だ。
これを数日服用したのちまた検査をして変わりがなければ病院を紹介されるらしい。
とりあえずなるべく安静に過ごしている。
手元にある『耳鳴りに悩んだ音楽家がつくったCDブック』(鈴木惣一郎)を取り出し改めて聴いたり読だりして気を鎮める。
坂本龍一もメニエールの後の耳鳴りでいろいろと試行錯誤したらしい。
どうなることやら…