インコのご飯を買いにいく。
同じビルにブックオフがあったのでちらっと立ち寄る。
川上弘美の『椰子・椰子』が!
大好きな本なのである。
中身はインチキ日記。
冬眠したり、息子を畳んで押し入れにしまったり、殿様が自治会費を集めに来たり、足の親指から親指が生えてきたり、読んでて安心な日記である。
新潮文庫版を持っていて事あるごとに読み返している。
あまりに好きなので一冊持ってるだけじゃ不安だなぁとどこかで思っていた。
よし、バックアップを取っておこう。
お買い上げとなった。
よし、これでなんとなく安心した。
他にも
とか
バックアップを取ってある本がある。
『サラサーテの盤』と『冥途』は本のカバーが手垢や飲みこぼしやインコのフンなどでカバーが傷んでしまったので、今はスッポンポンにしてある。
スマホを手にして以来、画面で文字を読んだり書いたりすることが増えた。
そのせいかどうかわからないが、言葉がつるりんとして頭に残らないことが多くなった。
その読み方で紙の本の文字の上に目を滑らせている自分に気づいた。
どうりで文字が頭をすり抜けていくと思ったら。
これはいけない。
まず、覚書はスマホの中にするのではなく、メモや手帳に手書きをしよう。
そうだ、そうしよう。