3月24日の対バンライブ。
日野のSoul Kにて。
初めて電子ピアノで人前で即興をする、という試み。
電子ピアノのエレピの音色はとても好きなのだが、タッチがどうなるか心配で心配でドキドキだった。
アコースティックのピアノは打鍵をしたときに指に感触がある。しかも踏み込める、というか、弾き込める。
電子ピアノだとその感触が薄かったりなかったりする。
感触のないまま弾くのはものすごく心許ない。
ライブが近づくにつれて「これは実験だから失敗しても仕方ない」と無理やり自分に思い込ませる日々。
本番前にこんなに緊張と不安が昂じたのはいつ以来だろう…もしかしたら初めてかもしれない。
自我が強く出過ぎているせいもあるのかな、と思い自己点検をしてみたり…
さて、当日。
Soul Kのプレイヤーであり音響さんでもあるDustyさんのおかげもあって、エレピの音色は弾いていてとても気持ちよかった。
「このエレピがこんなにきれいな音を出すのを初めて聴きました」と演奏後におっしゃっていたのを聞いてホッとした。
オーディエンスの方々にも楽しんでいただけたようでよかったよかった。
エレピの音色で弾くと、普段アコースティックのピアノを弾く時とはまた違った音作りになるんだなぁと実感した。
けれどやはりタッチの違いで普段の呼吸や身体(主に腕や指)の力の逃し方などいつも通りにはいかないところがあったせいか、それからしばらくアコースティックのピアノを弾く時もどこか身体がバランスを欠いたような違った感じになっていた。
このままバランスが戻らなかったらどうしよう…と思ったが何とか整ってきた。
それにしても…エレピの音があんなに気持ちいいとは…また弾いてしまうかもしれないなぁ…