『ちいさな歌(アンダンティーノ)』…カワイ出版の『ピアノのステージI』という曲集のなかに入っていたのだと思う。
『剣の舞』の作曲者だ。
小学生の頃に出合ってから今でも好きな曲だ。
半音がとても効果的に使われている。
ハチャトゥリアンの特徴とも言える。
それが妙にキュンと来るのだ。
今、手元には全音のハチャトゥリアンの『少年時代の画集』『少年時代の響き』がある。
どちらも子ども用の小曲集だが、ハチャトゥリアンのエッセンスが凝縮されてる。
フレーズや伴奏形が半音ずつ下がっていくのはドキドキ感とワクワク感と快感をもたらす。
どの曲も危うくて面白い。
あーそうきたかぁ!
うわーこうきたかぁ!
…などと言いながら譜面をたどっているとあっという間に時が過ぎる。