あの世があるとするならば、持って行きたいもののひとつが、チェット・ベイカーの『Chet Baker Sings』。
あの世には全てがあって、それを感知してこの世に下ろしているだけだ…みたいなことを言う人もいる。
そうかなぁ、と思う。
そうかもしれない、とも思う。
そうにちがいない、とも思う。
『Chet Baker Sings』は持って行きたいなぁ。
もう何度聴いてもいい。
なんだろうな、あの心地よい空気感。
ベタなのにベタベタしていない。
それどころか美しい。
無駄なものがない。
鬱っぽいところで安らぐ感じ。
もしあの世になかったら困るから持って行こう。
いや、でもチェット・ベイカーはすでにあの世の住人だ。
なんだ、それならナマで聴けるんじゃん!
うわぁ、生で聴けちゃうんだぁ…
すごいなあの世!
でもあの世には住人は多そうだからライブがあってもチケットなんて簡単に取れないかもしれないな。
やっぱ持って行った方が良さそうだな、念のため。