細野晴臣が本の中で小さい頃に習ったピアノの教材の話をしていた。
バイエルは続かなかったけどメトード・ローズはおもしろかったという。
わたしはバイエルだったので、メトード・ローズには馴染みがなかった。バイエルの中の曲は今でも結構覚えている。
そこで近所の山野楽器でメトード・ローズ(ピアノの一年生)を手に入れた。
大きなきれいな本。
安川加寿子訳編。
弾いてみると確かになんだかバイエルで弾いていた音とは違う。
フランス和声とかは習ったことがないのでわからないが、バイエル(やツェルニー)とは和声やメロディの流れがちがって面白い。
何というか、自然な流れのように感じる。
バイエルではなくメトード・ローズで習っていたら音楽の原風景の色合いも今とは違うものになっていたかもしれない。
メトード・ローズ、ピアノのテクニック、ピアノの練習ラジリテの三冊を並べただけでもほらこんなにきれい。