へっぽこるみ日記。

毎日毎日日が暮れる。半期に一度の即興ピアニストのつれづれ。

挨拶される。

最寄駅の周辺を歩いていた。

道路の向かい側をわたしとは反対の方向から歩いてきた女の人が満面の笑みで挨拶してきた。

ぱっと見の印象は、小学校高学年から中学一年あたりの息子などがいそうなお母さんといった風情であった。

「あ、こんにちは」

とわたしも咄嗟に挨拶を返した。

通り過ぎてからわたしの後ろにも誰かが歩いているのか確認をした。

誰もいない。

やっぱりわたしに挨拶をしていたのだ。

誰だったのだろう、あの人。

わたしの記憶の中には見当たらない。

第一、知り合いを覚えきれないほど盛んな交流をするタイプではない。

ひょっとしたらわたしの守護霊にでも挨拶したのだろうか。

または平行世界では知り合いなのかもしれない。

それかあの人が勘違いをしたのかもしれない。

時々、町中で誰彼ともなく挨拶している自由な風体のおじさんに出くわすこともあるが、そういうタイプとは明らかに違いそうだ。

誰だったんだろうなぁ、あの人。