職場の先輩と食事をしながら話している時には「重役」という言葉が出てきた。
先輩「○○さんの旦那さん、会社の重役だって前に言ってたよね?」
へっぽこ「そうでしたっけ?課長とか部長とかじゃなかったかと思いますよ」
先輩「課長とか部長とかも重役に入るんじゃないの?」
へっぽこ「え!そうなんですか??総称だったんですね!!てっきり『重役』っていう役職があるのかと思っていました!!」
社長、重役、専務…という順番だと思っていた。
なんだ、ないのか、重役。
職場の先輩と食事をしながら話している時には「重役」という言葉が出てきた。
先輩「○○さんの旦那さん、会社の重役だって前に言ってたよね?」
へっぽこ「そうでしたっけ?課長とか部長とかじゃなかったかと思いますよ」
先輩「課長とか部長とかも重役に入るんじゃないの?」
へっぽこ「え!そうなんですか??総称だったんですね!!てっきり『重役』っていう役職があるのかと思っていました!!」
社長、重役、専務…という順番だと思っていた。
なんだ、ないのか、重役。
「次回の『やりたい放題』の日程を決めよう」ということで相方のYukkoさんとお食事をする。
お互いが都合の良い場所が神保町なので、打ち合わせ等はだいたい神保町でする。
神保町はほっとする場所のひとつである。
小学生のころ、父に連れられ時々来ていた。いつも好きなだけ本を買ってくれた。父は自分から本を勧めるわけではなく、選ばせてくれた。そのおかげで未だに本好きである。ありがたいなと思う。そういえばクラシックに興味を持たせてくれてのも父だった。
思春期以降は父とはあまり素直に話すことはなかった。会社を定年退職した年の冬に父は帰らぬ人となってしまった。もっと話しておけばよかったな。
さて…神保町。
待ち合わせの時間までゆっくりぶらつく。
「さぼうる」とか「ミロンガ」とか味のある喫茶店を外から眺めたり、三省堂、文房堂、東京堂などを巡回したりつい時間を忘れてしまう。
探していた『きょうの一冊』のブックカバーにも遭遇。
Yukkoさんとは揚子江菜館で待ち合わせ。
もうこのお店は何回目になるかな。
日々の由無し事をあれこれと語り合う。
食事も美味。
さて、次回の『Rumi&Yukkoのやりたい放題』(第六回)は…
日時:7月28日(土)17:00〜
です。
7月って夏ですよね。
ここのところ極寒の日々に身を置いているせいか「夏ってなんでしたっけ?」というくらいに遠く感じますね。
どうぞよろしく。
このとこの毎日寒い。
氷河期の到来も一部で囁かれている。
大学受験の進路相談の時、担任の先生が「就職するなら短大。四大卒業する頃にはバブルが終わるから」と断言していた。
なるほど、先生の予言通りバブルが崩壊した。
東京都の高校の教員採用試験に補欠になった。「補欠に引っかかればどうにかなるから」と言われてきた。
結局オファーは来なかった。
年度末には都の教育委員会から
・想定外の事態でびっくり
・特別措置で次年度の講師採用名簿(時間講師やら産休・病休代替)に特例で載せる
・申し訳ない
といった趣旨のお手紙が届いた。
本当の「氷河期」は経験がない。
その氷河期が来るとかいう話がある(2030年問題)。
「氷河期かぁ…マンモス来るかな?」
「マンモス来る前に人間絶滅しちゃうかもよ」
はじめ人間ゴゴンゴーン♪
エンディングの歌『奴らの足音のバラード』は名曲だったね。かまやつさんが歌ってたね。
今日も寒い寒い。
「わたし、過活動だから」
と心理系のお仕事をしている人が言った。
「過活動、といえば『膀胱』ですよね」
と言いたい気持ちを必死に抑えた。
いろいろなことに積極的に動く気質のことを「過活動」というらしい。
そうか、膀胱だけじゃないんだ。
「過活動」の反対はなんだろう?と検索してみたら「低活動」という言葉が出てきた。
なるほど。
周りを見回すと過活動さんが多い印象を受ける。きっとそれはわたしが低活動さんだからかもしれない。
過活動さんは人脈が広いんだろな、いろんなけいけんをできるんだろな、自分のキャリアも広がるんだろな、47都道府県行ったことがあるんだろうな、胃腸も強いんだろな、手帳のスケジュールも満載なんだろな、ランニングとかするんだろうな、歩くのが早いんだろな、親戚一同みんな豪快なんだろな、Facebookが充実してるんだろな、Twitterはやらないんだろな、武勇伝が豊富なんだろな、早起きなんだろな、携帯の着信も多いんだろな、葬式の参列者も多いんだろな…
と、低活動さんのわたしはおふとんの中でいろいろ妄想してしまう。
低活動さんは自由と時間的余裕と多めの休息がないとダメなのである。だからそれらを守るために日々命がけでまったりする必要があるのである。恐らく前世で動きすぎたのだろう。
住んでいる地域の気温が42年間の観測史上最低の氷点下8.4℃になったと夕刊の一面で知った。
これはいいニュースなのか悪いニュースなのかよくわからないが、なんか自慢したくなる。
どうしようもない習性だ。
埼玉の熊谷が「暑いぜ、熊谷!」と誇らしげに言うのと同じようなものなのだろう。
『二週間の休暇』という漫画が大好きだ。
今は亡きフジモトマサルさんの作品。
日常生活に疲れた主人公があるとき鳥に誘われ鳥の世界に来てしばらく過ごす…という物語。
絵もストーリーもひっそりと落ち着いている。
気分が重かったりざわざわしているときにふと読み返したくなる。
新装版の巻末に『給水塔占い』というのがついている。ストーリーの中にも出てくるものだ。
質問に答えていくと「平和団地型」「堅牢ドーム型」「砂漠鉄塔型」「廃墟煉瓦型」に分類される。
ちなみにわたしは「廃墟煉瓦型」。
「『個性的』とは、ときには褒め言葉でありときには社会性のなさを揶揄する言葉です。あなたは個性的です。しかし真に個性的な人は他人からの評価は必要としないでしょう。わが道を進んでください。ゆるぎなく、ずっと同じ場所に居続けることは尊いことです。これまで同様、そこに居続けてください。いずれ本当の理解者が現れます。ほら、遠い地平線の向こうから、こちらを目指してゆっくりと誰かが歩いてくるのが見えるでしょう。」
フジモトさんに大きく救われた思いがした。
なぜこんなにわかっていたのだろう、フジモトさんは。
もう少し若いときには「砂漠鉄塔型」だった。その時のわたしにはやはり図星だった。
すごいな、フジモトさん。
フジモトさんとは生前にメールで少しやりとりをしたことがある。メールをしたらお返事をくれたのである。フジモトさんの作品のお話の中には自分の中の持て余していた不可解な感覚がちらほら転がっているのである。
自己紹介がてら(フジモトさんはメールを送る際に自己紹介をしてくれるように頼んでいたのである)自作のCDを送らせていただいたこともある。「制作中に流して聴いています」とお返事に書いてあったのを覚えている。
もっともっとフジモトさんの作品を読みたかったな。
彼岸と此岸の間のような独特の空気感が絵の中に漂っているような、静かに安らいでいるような、なんとも言えない世界をさり気なく見せてくれる。ウィットもあり、やんわりシニカルなところもあり、品もある…そんな作品にもっともっと触れていたかった。
あちらに行くのが早すぎましたよ、ほんとに。
今ごろどうしていますか。