rumipianoのへっぽこるみ日記。

即興ピアニストrumipiano(岡本留美)のブログです。日々のつれづれ、脳内日記(創作日記)、演奏会情報などを載せています。YouTube公開中(『youtube rumipiano』で検索)。ホームページは「rumipiano ホームページ」で検索するとご覧いただけます。お問い合わせはrumipianosokkyo@gmail.comまで。

3月。

3月。

冬より春の勢いが増してくる。

東日本大震災東京大空襲などもあった月。

年度最後の月。

 

武満徹というと、クラシックの現代曲や映画音楽を作曲するイメージがあった。

渡辺香津美のアルバムで吉田美奈子がギターと一緒に『翼』を歌っている。

これが武満徹のうたに触れた最初だった。

 

三鷹のホールでアン・サリーなどいろいろなアーティストが武満の歌をいろんなアレンジで歌うコンサートを聴いたことがある。

他にもいい曲があるんだなぁと思った。

この『3月のうた』もそのひとつ。

https://youtu.be/Y1Urjhjb5nE

スマイル事件。

今日はチャップリンの『スマイル』をYouTubeにあげるつもりだった。

何日か前にアレンジ譜を書き始めて今日の時点でほぼ完成していた…と思っていた。

さて録画するぞ、と弾き始めたものの「あれ?弾きにくい」と思って何箇所か直して弾いてみたがしっくりいかない。録っては消し、消しては録って…としているうちにぼんやりしてきた。

そして訳のわからぬうちにアップしたのが最初のバージョン(このブログにもさっきまで載せていた)だ。

そのあとも、 2月19日の動画を誤って削除してしまったりとあらぬ事が起きてしまった。

その日を思い、改めて今日即興を載せた。

そしてよくわからないうちに載せた『スマイル』のピアニカのへっぽこ具合にのけぞった。

聴いてくださった18人の方々には申し訳なかったが、削除させていただいた。

家人が「ピアニカの音が高い」「重音がよくない」と盛んに言うのだが、最初はその意味がわからなかった。

「『スマイル』はEメジャー」という思い込みと「これまでのピアニカには重音を使っていなかったので今回は使うぞ」という思い込みの二つに取り憑かれていて耳を使って音を作っていなかったことに気づいた。

そこでアレンジ譜を封印して、ピアニカの音域を下げても大丈夫なようにGメジャーにして重音を使わずに即興でアレンジをしてみた。

https://youtu.be/TGMXRfcDelo

 

音楽に限らず、何かうまくいかない時はいつのまにか思い込みに囚われていることが多いような気がする。

いい教訓になった「スマイル事件」だった。