今日はチャップリンの『スマイル』をYouTubeにあげるつもりだった。
何日か前にアレンジ譜を書き始めて今日の時点でほぼ完成していた…と思っていた。
さて録画するぞ、と弾き始めたものの「あれ?弾きにくい」と思って何箇所か直して弾いてみたがしっくりいかない。録っては消し、消しては録って…としているうちにぼんやりしてきた。
そして訳のわからぬうちにアップしたのが最初のバージョン(このブログにもさっきまで載せていた)だ。
そのあとも、 2月19日の動画を誤って削除してしまったりとあらぬ事が起きてしまった。
その日を思い、改めて今日即興を載せた。
そしてよくわからないうちに載せた『スマイル』のピアニカのへっぽこ具合にのけぞった。
聴いてくださった18人の方々には申し訳なかったが、削除させていただいた。
家人が「ピアニカの音が高い」「重音がよくない」と盛んに言うのだが、最初はその意味がわからなかった。
「『スマイル』はEメジャー」という思い込みと「これまでのピアニカには重音を使っていなかったので今回は使うぞ」という思い込みの二つに取り憑かれていて耳を使って音を作っていなかったことに気づいた。
そこでアレンジ譜を封印して、ピアニカの音域を下げても大丈夫なようにGメジャーにして重音を使わずに即興でアレンジをしてみた。
音楽に限らず、何かうまくいかない時はいつのまにか思い込みに囚われていることが多いような気がする。
いい教訓になった「スマイル事件」だった。