無題、Untitled。
テーマを決めずタイトルをつけない即興。
「純粋即興」と自分ではカテゴライズしている。
言葉やビジュアルのイメージなしに純粋に音を紡いでいく。
「テーマ即興」やアレンジものと比べると自由度が高い。
弾き手としては気楽だ。
どう進もうが必ずどこかにたどり着く。
「こんなところに来ちゃったよ」と意外な発見もある。
自分が一旦出した音、または不覚にも出してしまった音を次から次へと繋いでいく。
その過程がスリリングでエキサイティングだ。
ひとつひとつの過程をひたすら重ねていく。
「全体として纏まりの無いものになってはいないか」と懸念するが、後から弾いたものを聴いてみると案外それなりに纏まっているから不思議だ。
知っている言葉の数が多いほど表現が深く広くなる。
知っている音(和音やメロディや楽曲)の種類が多ければ多いほど即興世界も深く広くなる気がしている。
手癖で弾いてみたり、知らないところへ行ってみたりしながら瞬時に音を奏でて行く。
今日はこんなところにたどり着いた。