『窓から見える 世界の風』(福島あずさ著 nakaban絵 創元社)という本には世界を吹くいろいろな風が載っている。
その本の中に「ケープ・ドクター」という風を見つけた。
南アフリカのケープタウンあたりを春から初秋に吹く南東から吹く強い風のことだそう。
オーストラリアのパース付近を吹く西風も「ドクター」「フリーマントル・ドクター」と呼ばれているらしい。
いずれも滞留した街の空気を強風で一掃し、疫病などを除いてくれると言われている。
なるほど。
だから「ドクター」なんだ。
ここのところ、自分の住むあたりも強い風が吹いている。
ドクター、かな?