雲が厚く垂れ込めた憂鬱な夏の午後の空。
自分が憂鬱なのか、世の中の空気が憂鬱なのか、自然のご機嫌が憂鬱なのか…
憂鬱を持て余す。
マスクを外し油断して外を歩ける時は果たして戻って来るのだろうか再び。
戦争、天災、疫病…ある程度長く生きていれば避けては通れないものなのだろうか。
それらの脅威がなくなるほど人類が進化する日はやって来るのだろうか。
威勢のいい言葉が溢れても虚な言葉が溢れても邪悪な言葉が溢れても何も乗り越えることはできないだろう。
窓から空を覗き見ながらピアノを弾いてみた。