2017-01-01から1年間の記事一覧
曇りのち晴れ 切り花を買おう 行為の対価にするよ 愛の名にそしられるよっ!(キリンジ『甘やかな身体』) そしられる…ソシラレる…「ソシラレ」 確か広瀬香美が「みそしる」と聞くたびに「ミソ」という音が頭に流れる、みたいなことを本で書いていた。 絶対…
努力とやせがまんとはやっぱり違う。 努力は多かれ少なかれ報われる。報いが目にも明らかな場合も後で気づく場合もある。 一方、やせがまんは報われた試しがない。それどころか心身を疲弊させ潰しにかかる。 そんなふうに思う。 理不尽で窮屈な中でやせがま…
中居正広氏が、美容院で勧められた新しいカラーリング剤で内藤大助の試合後のような顔になったらしい。病院でステロイド剤を処方され元に戻ったらしい。 これにはわたしも心当たりがある。 頭の右半分にだけ白髪が現れるのでカラーリングをしている。 2年ほ…
平日の昼下がり、近所のホームセンターまで歩いて行く。 台風一過の快晴。 青い空。 台風の残り香のような強い風が吹く。 木枯らし一号も紛れているらしい。 ああ、なんだか自由だなと束の間思う。 休日の街では味わえない趣き。 昔から青空の平日の昼間が好…
もうすぐハロウィン。 ハロウィンがこれほどまでに定着するとは全く思っていなかった。 昨日の新聞の折込広告にスーパーのチラシが何枚か入っていたのだから、クリスマスやお正月準備くらいの盛り上がりを見せている。 ハロウィンを素通りするのに労力がいる…
部屋には天照さんや豊受さんや月讀さんや伊雑さんや出雲さんや大国魂さんのお札が並んでいる。 先日、伊勢に行って天照さんや豊受さんの角祓と月讀さんの剣祓を改めてきた。 大国魂さんは家から歩いて数分のところなのでまた年が改まったらお札も改めてこよ…
整体の先生から面白い話を聞いた。 「いー」の口をしていーって言うと横隔膜が上がって敵を襲う戦闘態勢になるらしい。 動物が「いー」という口をしてるのは笑ってるように見えて実はそうじゃないんだと。 口角を上げて白い歯を見せてニッとしてる人も実は感…
体育。 たいく、じゃないよ、たいいく。 雰囲気。 ふいんき、じゃないよ、ふんいき。 体育の思い出。 体育を無邪気にやっていたのは第二次性徴期でカラダがぽよんぽよんしてくる前までであった。 それまでは短距離走や三重跳びなど喜んでやっていた。力ずく…
朝10時前に起きて ブランチ食べて ムーミンを読んでいるうちに トロトロ寝落ち 目覚めたら13時前 昼寝にもならない 午前寝 又寝 またね〜
朝の新幹線に乗る。 ダークカラーな車内。 これから出張なのかな。 グレーや紺が座席を埋めている。 スーツ着てますよ、という感じの人と、背広だよ、という感じの人がいる。 スーツのジャケットの背中に顔をうずめたくなる、というスーツフェチというのもあ…
宇宙に出会う。 あれは平日の昼間、黄色い不思議な賃貸アパートらしき建物の上にクルクル回る物体が浮かんでいるのに出会った。 ピカピカピカピカ光りながらクルクルクルクル軽やかに回転していた。 16分音符の5連符のようなリズムだったから正確にはクル…
ムーミンとーみん。 語呂がいい。 ムーミンは11月から4月まで冬眠するらしい。 『ムーミン谷の冬』に書いてあった。 ヒトも一年のうち半年ぐらい冬眠の期間があったほうが何かと落ち着くのではないかと思う。 ヒトが冬眠している間の地球ってどんなだろう。…
きれいになるなら 恋より センイ 通勤途中の車内で見かけた『ファイブミニ』の広告のキャッチコピー。 恋より食物繊維の方がカラダにいいぞ、ということらしい。 頼もしいぞ。 そういえばこれでも 「きれいになったね」 と言われたことがかつて何回かあった…
日頃よく使っているリュックをふと魔が差して黄色と青の看板の店に売ってしまった。他の使わないバッグと一緒に。 そしてその足で近所の百貨店に出向きいつもの店で新しいリュックを買った。 「リュックのコレクションが増えますね」と店員さんがニッコリ。 …
小曽根真さんは何度見ても何も聴いても毎回ワクワクさせてくれる。 昨日はN響との共演。 曲は『プロコフィエフ ピアノ協奏曲ハ長調』 前から三列目の、ちょうど小曽根さんが弾いてる手も、演奏が進むにつれてだんだんと紅潮していく横顔もよく見える席。 小…
昨夜のこと。 寝しなに今まで聞いたことのないような、Jアラートよりも不快な音が耳に届く。 何事か? 遠目にスマホを見ると部屋の暗がりの中で赤い光を発している。 これは大変なことが起きたのかもしれない。 そういえばカラダが溶解していくようなこれま…
薄ぼんやりとしてしまう、ひんやりとした曇り空。 うずうずしてしまう、台風の雨風が強まる頃。 魂が心もとなくなってしまう、春風。 お腹の底がじんわりしてしまう、突然の雨に降られた時。 自然のふとした場面でとても原始的な感覚が訪れる。 今日もそんな…
どうも短期記憶がダメだ。 ひとつ入ってはひとつ抜けてゆく。 「この間買ったカーディガン着てみた?」 と友だちに聞かれた。 ん、カーディガン?!買ったっけ? 「ほら、わたしとの待ち合わせの前に買っちゃったって見せてくれてじゃん」 見せたんだ、ほら…
短大の同期と定期的に勉強会をしている。卒業した後から始まった。もう50回近くになる。縁だなぁとありがたく思う。 つい先日も勉強会があった。場所は虎ノ門のB-tech。ベーゼンドルファーのショールーム。メインテナンスも行なっている。 虎ノ門にもベーゼ…
皮ごと食べたほうが結構美味しいことがある。 たとえばゴールドキュウイ。 一度皮ごと食べたらもう皮なしで食べる気がしないくらいうまい。味に締まりが出る。身だけいただくと案外やる気のない風味になる。この勢いでグリーンキュウイも皮ごと食してみたが…
ピアノを弾いているととかく指の動きや手の動きに注意が行きがちになる。そこに神経を集中すればするほど動かなくなることがある。 今日整体に行った時先生とたくさんお話ししたなかで、なるほどとポンと膝を叩きたくなったことばがあった。 「肌を意識して…
今週の金曜に、京王線の調布駅の駅ビル「トリエ」がオープンする。その傍にあるパルコがこんな垂れ幕を掲げていた。ニクいぜ、調布パルコ!!
小学校高学年の頃のこと。 校庭の掃除当番だったので、竹ぼうきで校庭をサッサッと掃いていた。 突然ほうきの音が遠のいた。 それとともに自分の感覚も遠のいた。 自分の目を通して見ている見慣れたはずの校庭の風景がガラス越しのようになる。透明のヴェー…
末代…家系の末裔。まつだい。 女の人の名前にもありそななさそな、といった字面でもある。「まつよ」さん。 「そんなことしたら末代まで呪われる」「そんなことしでかしたら末代までの恥」などと使われるらしい。 どこかでこんなことを読んだ。 妙齢を過ぎて…
他の人のからだをそんなにじっくりとながめたことはない、いや、あったかもしれないが、つなぎ目を意識してながめたことはない。 光線の具合でつなぎ目のようなものが見えることがある。 手首から20センチほど肘方面にあがったところになんとなくある。右…
武蔵小金井駅前のホールに落語を聴きに行く。 柳亭市馬の美声を久々に、そしてついに柳家喬太郎をナマで聴けるぞと浮かれて出かけた。 会場まで武蔵野線と中央線で行く。 いいお天気だ。 13時の開演。 ロビーで「おや?」と思う。 出演者は瀧川鯉昇と桂雀々…
「これ、ひとに初めて話すんだけど」「こんなこと奥さん(旦那)にも話したことない」…という話をよくされる。独身であまり生活感のない芸術家気質(とよく言われるがそれがなんなのかよくわからない)のわたしには話しやすいのだろうか。それともみんなにそ…
夏休みが終わる。 あー、明日から始まる…ってどよんとしてしまうのはこどもだけではなくおとなもいっしょ。 こどももおとなも行きたくなるような場所になればいいのにね、学校とか会社とかね。 あたまのてっぺんからあしのさきまで緊張の柱のような何かが貫…
「ボタンを掛け違えたまま 大人になるのは嫌ね」と姪に言われ、「ボタンを掛け違えたまま年をとるのは恥ずべきことだ」と親父の通夜で叔父に絡まれ、「ボタンを掛け違えたまま年をとるのは切ない」と姿見に映る野郎に言われる…(キリンジ『奴のシャツ』) そ…