ラグビーワールドカップが開催されるということになって地元が浮かれ出した。
試合がある日は沿線がめちゃ混み。
PVのある日は近所がめちゃ混み。
寿司ネタのエビのような服を着た人たちがにわかに増殖する。
そんな気配を吸い取ってか頭や耳が鳴り始めた。
あーもう…
と、思っていたのだが、南アフリカの試合をテレビで観てからすっかりラグビーに魅了された。
ルールとかよくわからないけれど、本当に面白い。
デクラークの動きを観ているだけで面白い。
どんどん繋がっていくディフェンス(っていうのかな?)や堅いスクラムとかもつい目が釘付けになってしまう。
選手がカッコつけてなんかいられないところがまたいい。
ポラードなんてほとんどカッコつけてないのにカッコいい。
名前は覚えられなかったけど、試合の始まるときに毎回楽しそうに思いっきり国歌を歌っている列の左のほうの選手たちもおもしろかったな。
表彰式の中で、南アフリカの選手たちが扇形のステージに集まってホルストの『木星』が朗々と会場に流れている中でノリノリで踊っていたのをみて流石だなぁと思った。この音楽からそこまでのリズムを感じ取るとなんてもう羨ましくて仕方がなかった。
もちろん南アフリカにもいろんな問題があるのだろう、インタビューされてたキャプテンが言ってたように。
ラグビーから「勇気をもらった」「夢をもらった」とかそういう感覚はわたしにはよくわからないけれど、ラグビーって面白いスポーツなんだなということはとてもよくわかった。楽しいなと思った。