知らないうちに日が経っている。
もう日曜日かぁ…と思ったのも束の間、もう土曜日だ。
コロナが来てからそれぞれの日々のつなぎ目がくっついてしまったかのようなぼんやりした感覚の中で明け暮れる。
外出は最低限にしている。
人と会うのも最低限。
とはいうものの、普段の生活もこんな感じなのでそう大差はない。通勤がなくなったくらいだ。
それにしても、お散歩や日用品の買い物に行くのに命がけのような気合いで出掛けなければならないのが疲れる。
平日でもスーパーやホームセンターは年末かと思うくらいの賑わいだ。店員さんも必死だ。頭が下がる。
もし自分がヒトではなくコロナウイルスだったらそれはもうウハウハしてしまうだろうなぁ。あっちもこっちもヒトヒトヒト…苦労して長距離移動をしなくても寄生し放題だ。
そう思って買い物中は手袋をしたりあまり時間をかけないようにしたりと出来る限り気をつけているがこれで感染がどの程度防げるかはわからない。
近所の遊歩道や公園にもポケモンのレアキャラでも出たのかというくらいの人出がある。
建設現場の作業の音もいつもどおりしている。
不要不急とはなんだろう、と思う。
不要不急かどうかを自身で判断することが許されていない場合が多くあるのだろう。自分の命の危機と不要不急との間で葛藤させられている人々がいるのだろう。
緊急事態宣言で連休明けまで休業だとしてもその先はわからない。無理やりいろいろなものが再開された先に感染の第二波、第三波が来る可能性はある。
コロナに打ち勝つ、とか、人類の叡智を結集して、とかそういう精神論ではなくなるべく冷静に対処していかなければいけない。
気をつけ続けようと思う。