ひとり都内を歩いている。
駅に行きたい、と思っている。
長方形のコンクリートを繋いで作られている坂だ。長い長い下り坂を頻繁に現れる繋ぎ目を気にしながら延々と歩いている。
それはそれは見事に長い下り坂。
下界を見下ろすように降りていく。
駅があると思われる見当へ。
行けども行けども続く坂道。
こんなに長い坂道は見たことがない。
ひたすら坂を降りていく。
「東京は坂が多すぎ!!」
と悪態をついたところで目が覚めた。
これが初夢ではなくてよかった。
初夢はこれまたろくでもないものだったので無かったことにしている。
富士山と鷹となすびが出てくる夢とか龍が滝を登っている夢とか光り輝く宇宙人とコンタクトを取っている夢とかそういうのをみたいのだが…修行が足りないのだろう。
未だに見せてもらえない。