かかりつけのクリニックの紹介で大学病院に行く。
久々に来たが、見た目は昔から変わらない雰囲気。
いろいろ建物を繋いであるので、古い旅館みたいだ。
入口のところに各科の主任の医師の写真が並んでいる。
待ち時間に手持ち無沙汰の患者が眺めている。
担当医は「るみちゃん」だった。
自分以外の「るみちゃん」にあまり会ったことがない。
前に出会った「るみちゃん」は年下でぽわーんとしていた。ああ、やっぱりこれが「るみちゃん」なのかなと思った。
担当医の「るみちゃん」も年下だがパキパキしていた。職業柄だろうか。
たのもしい「るみちゃん」もいるんだなと感じ入った。
でもどこか「るみちゃん」のエッセンスがあるのかもしれない。
次回の診察の時にじっくりみてみよう。
それはそうと…この辺りは昭和の名残がなかなか多い。
診察が午前中で検査が午後、ということで時間潰しがてら周辺を散策してみる。
「公園通り」と書いてあってので行ってみると公園があった。撮影クルーがいた。撮影所が近いからかな。
ビオトープの近くのやや木陰のベンチに座ってしばしくつろぐ。
団地が道を挟んだところに広がっていた。
団地を散策。
団地内に商店街があった。
昔ながらの気取りのない和菓子屋さん、埃の被った看板…
年の行ったひとたちがゆったりと歩いている。
果たして自分が年取ったときにこんなにゆったりしていられる場所はあるのだろうか。そもそもそこまで年取れるのだろうか…などぼんやり考えながら歩いた。
病院に戻り昼時になったので食堂に行ってみた。
その名も「外来食堂」。
なんと直球なネーミング。
入ってみた。
メニュー、調度品、スタッフさん全てがいい感じに昭和だ。
病院内の食堂なのでカロリーもしっかり書いてあった。
サンドイッチを頼もう。
飲み物は、お店の雰囲気からするとここはもうクリームソーダをしかないだろう…
陽射しの強い中の外歩きだったので喉が渇いていた。
出されたお水をぐっと飲んだ。
スタッフさんが二度も注いでくれた。
「いっぱいあるから飲んで下さいね」
今度働くときはこういうところにしよう、とぼんやり思った。
サンドイッチもクリームソーダも美味しかったな。