コロナ禍で神経が高ぶったりすり減ったりぼんやりしたりなかなか大変な日々だ。
そこにオンライン禍がトッピングされた。
オンラインで診療、オンラインで買い物、オンラインで支払い、オンラインで仕事、オンラインで学校…オンラインオンラインオンラインオンラインってこうなるともうオンラインだかライオンだかわからなくなってくる。
この手のものを避けてきた人間にはそれはそれは悶々鬱々とさせられる。
コロナも怖いがオンラインも怖い。
もはや逃げ切らない感満載だ。
「知ればこわくないものです」
リラックマの本に出てきた名言だ。
確かに。
親切な友人たちに付き合ってもらいおかげでどうにかパソコンでzoomを使えるようになった。オンラインでお話しできるツールだ。
画面に映る相手の顔と自分の顔を見ながら話を交わす。
直接対面して話すのとはまた感覚が違って面白いなと思った。
対面して話す時には相手の顔は見えるが自分の顔はまず見えない。
それに対してzoomは話している時の自分の顔が見えるので少し冷静さを感じさせる。
これはいいかもしれない。
醜い話をすればきっと醜い自分の表情を画面の中に認めるだろう。
美しい話をすればきっと美しい自分の表情を画面の中に認めるだろう。
そうやって外面をチェックしながら内面を話す。
ちょっとした発見だった。