夏至がやってきた。
道端の紫陽花もうなだれる暑さがいきなりやってきた。
この調子だと残暑の辺りには空恐ろしいことになりはしないかと思う。
気温が40℃とか50℃となるのと氷点下10℃や20℃になるのはどっちがましか、などと無意味なことを考えては途方に暮れる。
自然淘汰の途上にぼんやりと立たされているのかもしれない。
コロナ禍以来、ほとんど美容院に行っていなかったので髪の毛がずいぶん伸びた。
自分の髪にうなされて夜も眠れないくらいになっていたので久々に切りに行くことにした。最後に美容院の扉を開けたのはもう2年以上前だったろうか。こんなに髪が長くなったのは生まれて初めてだった。
先日、近所を散歩途中に美容院を住宅街に見つけた。カットがいつもの美容院の半額くらいだった。
10センチくらい毛先を切ってもらうだけだからまあいいか、と思ってそこにした。
結局18センチ切ってしまった。
毛先が背骨の真ん中くらいになっていたのが肩のあたりに来るくらいになった。三十を過ぎたあたりから相当な癖毛になっていった。なのでこの長さだと難儀しそうだなぁと切った夜くらいから思い始めた。
来月のライブまでには癖がありながらも馴染んでくれるいいなぁ…座敷童子くらいにおさまってくれたら…