蝉時雨をバックに細野晴臣のアルバム『トロピカル・ダンディー』を聴きながらうつらうつらする夏の昼の感覚はこの世で好きなもののひとつかもしれない。
もうちょっと若い頃は坂本龍一がアレンジした南佳孝のアルバム『サウス・オブ・ザ・ボーダー』だったけれど、ここのところはもっぱら『トロピカル・ダンディー』。
何から何まで気持ちのいい細野さんのこのアルバム。無人島に行くにもあの世に行くにも持って行きたい。いや、あの世には既にありそうだな。先にあの世に行った誰かが持っていったか、もともとあの世にあったものを細野さんがこの世に下ろしてきたか…
また来年の夏もこんな醍醐味が味わえたらいい。
とりあえずまだ夏のうちに味わえるだけ味わっておこう。
脳が溶けるほどの酷暑になる日も近いのかな…なんだかんだでまた人類は進化して生き残ってしまうのかな…